2002年:平松 克啓
2019.08.18
現在の職業もしくは就職先など
設計事務所
ヒラマツグミ1級建築士事務所 代表
木匠塾参加当時の思い出
自分たちで考えたものを実際に作る機会ははあれが初めてだったんじゃないだろうか。小さいころはよく秘密基地を作ったりしていたが、いつの間にか手を動かして場所を作ることがなくなってしまっていた。自然しかない山の中で、仲間たちと、地元の方々とともに没頭して作り上げるという経験は今でも、モノづくりの原点としてそこにしっかりとある。あと、あの夜に見上げた星空は今でも忘れられない。
今の自分が木匠会会員として出来そうな事
木を使った建築づくりをしていくこと。現在淡路島において、設計事務所を運営し年に何軒かの家を設計し、古民家のリノベーションをしている。淡路島には林業がなく、木は自然と島の外から仕入れることになる。川上村の木を使うことができればいいなと思う。最初は簡単ではないかもしれないが、小さい物件からでも試すことができればと思う。
今後の木匠会や川上村に対して望む事
いい建築を作り続けることが我々の仕事だと思っている。木匠会、川上村には我々が使いたいなと思えるような木材を育て、素材にし、現場まで届けられる仕組みを構築していただきたい。どういう素材がいくらぐらいの価格でどういうルートで仕入れられるかの情報が届いてこない。ぜひ、そういう情報を木匠会を通して現場にまで届けてほしい。その上で現地の山の状況や製材の方法なども知りたい。